「良い商品なのになかなか売れない」
「質の高いセミナーなのに人が集まらない」
「なかなか契約が決まらない」
こんな悩みはないでしょうか。
これを解決するために
注目したいのが付加価値です。
僕自身が原価5円のものを
5000円で売った経験から
学んだ付加価値付け方を本日はご紹介します。
価値が1000倍って、何を打った時の話?
これは僕が会社を辞めてから3ヶ月かけて、
所持金ゼロで日本一周した時のお話です。
「バイトはしない」
「人から雇われる働き方はしない」
お金を頂く時は、
「自分で何か価値を生み出していただく」
と決めて日本一周をしていました。
日本一周中に、
頂いたお金でひもを買い、
ミサンガを作り、
売っていた時のお話です。
原価5円、37本のミサンガを作りました。
47632円の売上になりました。
大きい金額とは言えませんが、
この中にたくさんの学びがあり、
今の僕の原点になっています。
37人の中で、
ミサンガが欲しいと思っていた人は
おそらく一人もいません。
平川涼介と言う人間と触れて、
ミサンガを買ってもいいと思ったので
買ってくれたのだと思います。
付加価値を高める3つの方法
付加価値を高めるために大切にすべきポイントは、
相手の感情を動かすことです。
人は物を買う時に、感情を買うと言われます。
物を買っているように見えて、
実は本当に欲しいのはそれを
買ったことによって手に入る感情なのです。
そのことを意識して価値をつけていく三つの方法をご紹介します。
①製品、サービスの質を高める
とても書き味の良いボールペンのジェットストリーム。
とても燃費のいいハイブリッドカープリウスなど、
性能がいいことによって、
お客さんを感動させることができます。
その魅力をウリにします。
②ブランディングし自らを確立する
ヴィトンのバッグや、
腕時計のロレックス、
高級車のベンツなど、
性能の良し悪しに関わらず、
人々にブランドとして認知されれば、
それを持っていること自体がステータスとなり、
お客さんを喜ばせることができます。
③ストーリーを伝え動かす
500ml、一本200円の水があったとしたら、
あなたは買いますか?
これだけしか情報がなかった場合、
きっと誰も買わないと思います。
しかしこの水は被災した
東北の地域の水源から汲み上げられており、
被災して仕事や家族を亡くした人たちを
従業員として雇って、
運営している会社が
復興事業として行っているとしたらどうでしょう?
「一本くらいはいいかな」
という気持ちになりませんか?
ストーリーが共感と感動を生む
全く価値がないものでも、
そのストーリーに共感したり、
感動したりすると物は売れます。
映画を見る前よりも、
映画を見た後の方がグッズが
売れるのはこのためです。
原価の1000倍になった時に15分で話していたこと
僕は6年間会社勤めをしていて、
とても優秀と言えるような
評価はされていませんでした。
それでも毎日朝6時半には家を出て
23時頃に家に帰ってくる生活でした。
休みの日には会社で必要な
資格の勉強もしていましたし、
仲間と一緒に朝活も開いて
自分を高める努力をしていました。
そうやってって一生懸命働いてきたのも、
親に愛されてきた感覚があったので、
自分が認められて、親を喜ばせたい、
安心させたいという思いがあったからでした。
しかしその思いとは裏腹に、
会社では叱られ、蔑まれ、軽く扱われながらも、
悔しい思いを押し殺して、
作り笑いを浮かべる日々を過ごしていました。
「この生き方は本当に自分のした生き方なのか?」
何度も何度も問いかけて、
自分のために、
愛情かけて育ててくれた親のために、
「自分が輝ける生き方をする」
そう決めて会社を辞め、
何かに依存せずに、
生きのびることができる自分になろうと、
自分を磨きながら日本一周の旅をしてきました。
お金がなくても自分で生み出せる、
お金がなくても行きたいところに行ける。
何もないところから
望んだ人生にしていける、
これを自分の体をもって証明したい。
同じように苦しんでいる人の希望になりたい。
ヒッチハイクにしたのも、
人に頼ることが下手で、
何でも自分で抱え込んでしまう方だったので、
人の力を借りなければ
旅が続けられない方法が良かったからです。
乗せてもらうことが
当たり前にならないように、
神社を見かけるたびに、
恵んでもらったお金や、
稼いだお金をお賽銭として入れ、
関わってくださったドライバーさんや、
泊めてくださった方を思い出して、
その方への感謝と、
幸せをお祈りするようにしていました。
所持金が400円の時に、
100円お賽銭するときのこの葛藤を乗り越えて
人の幸せを祈り続ける、
そんな生き方ができる人間になろうと
努力している最中です。
こんな話をさせてもらいながら旅をして、
ミサンガを買っていただいていました。
そしてこの思いやエピソードに
共感してくださった方が、
ミサンガを買ってくれました。
ミサンガが欲しかったのではなく、
このストーリーに共感してくれたからこそ、
売れた商品だと思います。
この時学んだことが、
自分の講演会やイベントの集客に
今でも役に立っています。
ただ物を売るだけではなく、
その裏にあるエピソードや思い、
これを伝えることで、
商品が売れて行くことがあります。
是非一度、ご自身の商売の場合はどうか
振り返ってみてください。
そこには商品の価値を高めるストーリーが
眠っているかもしれません。